老人ホーム情報

重要事項説明書のチェックポイント

有料老人ホームの運営者は、老人福祉法第29条第9項に基づき、「重要事項説明書」を市・区役所などに提出することが義務付けられています。また、「重要事項説明書」の情報は一般の人が閲覧できるように開示されています。東京都であれば、東京都福祉保険局のホームページで老人ホームの「重要事項説明書」が閲覧できます。

「重要事項説明書」とは

「重要事項説明書」とは

「重要事項説明書」とは、契約に関する大切な事柄を消費者に説明する書類のことで、有料老人ホームの契約時の他に、不動産売買契約や賃借契約においても使用されています。「重要事項説明書」の内容は非常に細かく、一般の人には理解しにくいため、契約前に必ず説明することが義務付けられています。

「重要事項説明書」に記載されている項目

「重要事項説明書」に記載されている項目

重要事項説明書には、主に以下のような項目が記載されています。

1.事業主体

2.介護保険制度による各種指定介護サービスの有無

3.事業所概要

4.施設・設備等の状況

5.職員の人数と勤務形態、時間数

6.食事・入浴・排泄などの介護サービスの有無

7.協力医療機関リスト

8.介護保険加算サービスの有無

9.入居に当たっての注意事項

10.苦情対応の窓口

11.入居率

12.利用料金

13.前払い金の取り扱い

14.介護保険サービスにおける自己負担額

上記に挙げた項目については、しっかり目を通して質問がある場合には必ず質問しておきましょう。

「重要事項説明書」のチェックポイント

「重要事項説明書」のチェックポイント

このようにたくさんの項目がある重要事項説明書ですが、まず目を通しておきたい項目は、その施設の「入居率」です。新規オープンした施設を除き、「入居率」は賃貸マンションなどにおいてもひとつの目安になっています。入居率が8割程であれば安定して経営されている施設ということが言えます。また、要介護度が高い人が多く入居している施設に、健康な人が入ってしまうと、気がめいってしまうこともあるため、入居者の年齢構成や要介護度の比率についても必ず目を通しておきましょう。

その他、検討している老人ホームがどこの病院と提携しているかも重要なチェックポイントです。病院の場所や診療科目、救急対応など、いざというときに対応してもらえる病院なのか、提携病院について調査しておくと安心です。また、介護看護職員の数も確認しておきましょう。単純に人数を見るだけでなく、入居者比率と合わせて考えるところがポイントです。一般的には入居者 2.5人に1人くらいの割合が通常の介護職員数とされています。それぞれ重視するポイントは異なりますが、これらのポイントは、必ず確認しておきましょう。

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