老人ホーム情報

年金だけで入居できる老人ホーム

老人ホームに入居する際には、入居費の他に介護費や生活費などの費用がかかってきます。そのため、貯蓄がたくさんある人だけができると思われがちですが、高齢者介護施設には様々なタイプがあり、必ずしも預貯金が潤沢な人だけが入所している訳ではありません。では、国民年金や厚生年金だけで入居できる施設はあるのでしょうか。

年金だけでは老後が不安な理由

年金だけでは老後が不安な理由

社会の高齢化が年を追うごとに加速していく日本では、高齢者施設の需要も年々、高まっています。しかし、現在のところ希望者に比べ、施設の供給は十分とは言えず、社会福祉に関する手当てや助成金も不十分という状況が続いています。そんな社会状況において、年金も少しずつ受給額が減ってきており、今後、需給開始年齢が引き上げられるという予測がされていることから、高齢者が「年金だけで生活していくのは困難」な時代に入ってきています。とは言え、高齢者が裕福な人ばかりとは限らず、収入のない人、預貯金の少ない人もたくさんいます。そうした裕福ではない人たちの受け皿として考えられているのは、「特養(特別養護老人ホーム)」や「老健(介護老人保健施設)」と呼ばれる公的高齢者施設です。

いずれの場合にも要介護度1以上という条件があり、誰もが入居できる訳ではなく、その待機人数は数十万人と言われており、狭き門となっています。

こうしたことからも、老後への蓄えは今後ますます重要な課題となってきそうです。

注目される小規模多機能ホーム

注目される小規模多機能ホーム

現在のところ、国民年金の平均受給額は約6万円、厚生年金の平均受給額は約17万円となっています。年金だけで介護施設に入居するのは非常に難しいことですが、特養や老健といった施設では、相部屋で8万円ぐらいなので、厚生年金受給者であれば何とか厚生年金だけで入居することも可能です。しかし、生活費などのことを考えると安心とは言い切れません。

そこで、近年、注目されているのが「小規模多機能ホーム」です。小規模多機能ホームは、介護が必要な高齢者が、住み慣れた自宅や地域で生活を継続しつつ、高齢者の体の状態や必要に応じて、「通い」を中心に「泊まり」、「訪問」という点在していた3つのサービスを組み合わせて提供する在宅介護サービスです。利用料金は介護保険内でのサービスとなるため、利用者の料金は、要支援認定の人などは国民年金受給額内で十分に収まります(ただし、宿泊費用などは別)。また、一番高い要介護度5の人の場合でも、介護保険料(28,500円)の他に食費や生活費などを含めても月額約6万円ですみますので、年金内で利用が可能です。

また、厚生労働省によって、この地域包括ケアが推進されており、今後、小規模多機能ホームの設立はますます増えていくことが予想されています。

注目ワード