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正しいお風呂の入り方①/ホームメイト介護

2012年4月13日(金)

皆さん、こんにちは。

仙台オフィスのと申します絵文字:笑顔

前回、ストレッチ体操はお風呂上りに…(健康的な生活習慣を作りましょう。)と書きましたが皆さんは正しい入浴ができていますか?

1日の疲れを癒すはずが、入浴中に亡くなる人は少なくありません。

厚生労働省の調査によると、日本の入浴中の死亡者数は年間約3,400人にのぼります(平成18年「人口動態統計年報」)。

その大半が65歳以上のご高齢者で、その数は同年の交通事故死者数の2倍以上も多いと報告されています。

入浴中に死亡する人の割合が、世界で最も多いと言われている日本。では一体なぜ日本は入浴中の死亡率が高いのでしょう。その主な理由として以下の3つがあげられます。

1:脱衣所・浴室が寒い

入浴中の死亡事故は冬絵文字:49に多発します。それは家の中の温度差が激しい絵文字:50からです。

血圧は温度により変動します。暖かい部屋から寒い脱衣所に行き、熱いお風呂に入ると血管が弱くなっている高齢者や高血圧の人は急激に血圧が上下するため、脳出血を起こす危険があります。

また、一時的に血圧が上昇し血管が膨張することで血行がよくなった後、血圧が低下することによって虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)も起こりやすくなるので注意絵文字:224が必要です。

2:日本の浴槽は深くて、心臓に負担がかかる

日本では深い浴槽にお湯をはって、首までつかる人が少なくありません。

実は心臓の位置が水面から深いところにあればあるほど水圧が高くなるため、深い浴槽に首までつかると心臓への負担絵文字:175が大きくなりお湯につかった状態ではないときに比べ、呼吸にかかる仕事量が60%増加しなければ、同じ呼吸動作ができないと言われています。

3:熱いお風呂に好んで入ることが多い

日本のお風呂は「熱い」というのも問題です。43℃以上の熱いお風呂に入ると血圧が一気に上がります。

総末梢抵抗(そうまっしょうていこう:血管の中の抵抗、これが上昇すると血圧は上昇する)は上昇し、心収縮力と心拍数が上昇することで血液が送り出される量が増加するために、血圧が急上昇します。

お風呂の中での突然死や、事故絵文字:153の原因となる場合があるので特に注意が必要です。

ではどの様に予防していくか、次回更新時に説明させて頂きます。



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