皆さん、こんにちは。
ホームメイト名古屋オフィスのG.Kです。
今回はリハビリが必要な主な疾患についてご紹介します。

現在、シニア世代を中心に、3,000万人以上の人が「骨関節疾患」にかかっています。
骨関節疾患は、骨や関節などの骨格に異常をきたす疾患です。
その症状としては、腰痛や肩こり、手足の関節の痛みなどが大多数を占め、疾患別では、変形性膝関節症や骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、関節リウマチなどがあります。
骨関節疾患の治療には、薬物療法や手術療法を用いますが、これらと併せてリハビリを行なうと効果的です。リハビリの方法としては、物理療法と運動療法を組み合わせて行なう理学療法をはじめ、装具(コルセット)療法や生活指導などがあります。
リハビリが必要な主な疾患としては以下の例が挙げられます。
①腰痛症
- 【症状】
腰部の筋、筋膜、脊柱、骨、神経、下腹部内臓などに病変があり、その自覚症状として腰部に痛みが伴う。 - 【リハビリ療法】
腰痛体操をはじめ、運動療法の理学療法士からの指導、物理療法(温熱・寒冷療法、牽引など)、装具(コルセット)療法などを行ないます。
②頸部症
- 【症状】
首周りの痛みが伴う場合と、肩周囲に及んで、運動制限が伴う場合がある。 - 【リハビリ療法】
頸部周囲をリラックスさせるための筋肉のマッサージ・ストレッチなどを行ないます。
場合によっては、物理療法(温熱・寒冷療法、牽引など)を併せて行なうこともあります。
③大腿骨頸部骨折
- 【症状】
足の付け根の痛みが強く、立って歩くことができなくなる他、足を動かすと強い痛みが伴う。 - 【リハビリ療法】
一般的に骨折の場合は入院して手術が行なわれます。
その後のリハビリとしては、筋力トレーニングをはじめとする歩行訓練、寝返りや起き上がりなどの動作訓練などを行ないます。
手術をしない場合も同様のリハビリを行ないます。
④変形性関節症
- 【症状】
各関節の変形による病気で、通常、痛みを伴う。 - 【リハビリ療法】
鎮痛を目的とした温熱・寒冷療法などの物理療法、関節保護のための装具療法、関節が痛まない状態での運動療法などを行ないます。
変形性関節症は慢性的な疾患であるため、関節症状を悪化させないための生活指導や自主トレーニングも必要となります。
⑤骨粗鬆症
- 【症状】
関節の痛みが伴い、病状が進行すると骨折する場合がある。 - 【リハビリ療法】
リハビリとしては、骨の強さと歩行能力などを維持したり、改善したりするために運動療法が用いられ、日常生活で続けられるような運動を行ないます。
また、症状によっては、併せて物理療法や装具療法などを行ないます。

次にリハビリについてご紹介します。
リハビリとは障害を持った人が、一定の治療を終えたあと、医学的な指導や機能訓練を行なって機能復帰や社会復帰を目指すことをリハビリテーション(rehabilitation)、略して「リハビリ」と言います。
リハビリは、第二次世界大戦で負傷した戦士たちの身体障害が社会問題となったことから、その対応策としてアメリカで始まりました。
その後は脳卒中など神経疾患の後遺症や認知症などへの対策として需要が高まり、身体的障害を持った人に対する生活機能の改善と向上を目指したものへと変化しつつあります。
疾患を起こさないのが一番なのですが、症状が出てしまったらリハビリに積極的に取り組み、元気な体を取り戻しましょう。
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