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シニア向け分譲マンションとは?費用や入居条件・メリットを詳しく解説

「シニア向け分譲マンション」は、高齢者の方が生活しやすい工夫がなされていますが、通常のマンションと比較してどのような違いがあるのでしょうか。「シニア向け分譲マンションとは?費用や入居条件・メリットを詳しく解説」では、シニア向け分譲マンションの設備サービスと併せて、「サービス付き高齢者向け住宅」(サ高住)など、他の高齢者向け住宅との違いを詳しく解説します。将来的なことを見据えて、シニア向け分譲マンションの概要を把握しておきましょう。

シニア向け分譲マンションとは?

シニア向け分譲マンション

「シニア向け分譲マンション」とは、民間事業者が販売する、高齢者が生活しやすいようにバリアフリー化などが施された分譲マンションを指します。一般的な賃貸マンションや、老人ホームといった介護施設との大きな違いは、所有財産になる点です。

所有権を持てるため、その後の売却や譲渡・賃貸などが自由に行えるだけでなく、家族や子孫への相続もできます。

マンションを買い上げることから、入居対象となるのは主に富裕層・高所得者層。さらに、充実した生活支援サービスも受けられるのが魅力とされます。

シニア向け分譲マンションの入居条件

シニア向け分譲マンションへの入居には、どのような条件があるのでしょうか。

自立して生活を送れるか

シニア向け分譲マンションの入居条件は、「自立した生活が送れること」が基本です。自立ができず介助が必要な場合、食事や入浴・排泄の介助のための介護サービスを受けたくても、マンションからの提供は基本的に用意されていません。そのため、介護が必要な際は、外部の介護事業者と直接契約する必要があります。また、シニア向け分譲マンションには、入居時の年齢条件を設定している場合も。マンションによって異なるので、入居前に必ず確認するようにしましょう。

資金的な余裕があるか

シニア向け分譲マンションにかかる資金とは

シニア向け分譲マンションは、初期費用が高額になる傾向にあるため、入居へのハードルが高めです。購入時には、一括購入だけでなくローンを組んで購入することもできますが、月々の返済額に加えて以下の費用がかかることも把握しておきましょう。

  • 管理費
  • 修繕積立金
  • 提供されるサービス利用料
  • 年4回の固定資産税

また、入居の初期費用として、最低でも数千万円単位の入居一時金が必要となるため、購入者の多くは資金的余裕がある富裕層・高所得者層となっています。

シニア向け分譲マンションの費用相場

入居一時金 月額費用
数千万~数億円 10~30万円

シニア向け分譲マンションを購入するときに必要な費用の相場は、上の表の通りです。入居時に一時金としてまとまった金額を支払い、残りは住宅ローンを利用して毎月返済していく形なのは、一般的な分譲マンションと変わりません。シニア向け分譲マンションの場合、月額費用は月々のローン返済だけでなく、提供されるサービス利用料などが上乗せされます。加えて、介護が必要となった場合は、介護サービス費がかかる点も考慮しておきましょう。このように、シニア向け分譲マンションは、一般的な分譲マンションに比べて割高になる場合も多いので、比較検討することが大切です。

シニア向け分譲マンションの設備

シニア向け分譲マンションの特徴のひとつが、様々な設備が充実している点。施設内は高齢者の安全な暮らしに配慮しており、バリアフリー化がされていたり、緊急通報装置が設置されていたりします。

居室面積は35~100㎡と広々とした設計になっており、夫婦で余裕のある暮らしが可能。また、室内にキッチンやトイレ、浴室が完備されているだけでなく、マンション内の娯楽設備も揃っています。温泉や大浴場、プール、カラオケルーム、図書室など様々な設備があり、豊かな老後生活が過ごせるのです。

シニア向け分譲マンションのサービス

シニア向け分譲マンションのサービス・設備とは

シニア向け分譲マンションが提供するサービスは、基本的には生活支援が中心。食事や掃除、洗濯などの家事サービスや見守りサービス、病気やケガなどに対する緊急対応サービスなどが代表的です。

介護や医療ケアの設備や人員体制などは、法律や条例などによる基準が設けられていないため、基本的には用意されていません。外部の介護事業者と直接契約する必要があります。また、シニア向け分譲マンションの多くは、コンシェルジュが常駐しているので、日常生活で困ったことがあれば、コンシェルジュがすぐに対応してくれるのです。

シニア向け分譲マンションとその他施設の違い

老後の住まいを考えたとき、多くの方は老人ホームなどを思い浮かべますが、シニア向け分譲マンションとは、何が異なるのでしょうか。ここからは、シニア向け分譲マンションとその他の施設との違いを紹介します。

サービス付き高齢者向け住宅との違い

シニア向け分譲マンション サービス付き高齢者向け住宅
契約方式 所有権方式 賃貸借契約
費用 購入費:1,500万~数億円
月額費用:10~30万円
※管理費、水道光熱費、修繕積立金など
敷金:家賃の2~5ヵ月分
月額費用:10~30万円
※管理費、水道光熱費など
サービス内容 一般的な分譲マンションの居室設備に加え、プール、シアタールーム、レストランなど 居室にはキッチン、洗面、トイレ、浴室共有で使用できるリビングなど

シニア向け分譲マンションと比較されることが多い、高齢者向け施設のひとつがサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)。入居条件やサービス面など、似ている部分がありますが、大きな違いとして挙げられるのは契約方式です。サ高住は所有権がなく賃貸契約で、その分、初期費用が安く抑えられます。また、入居しやすく売却の手間がないため住み替えがしやすいことがメリット。契約方式の違いも含めて、初期費用に大きく差が出ることから、どちらが自分に合っているか比較検討しておくと、判断しやすいでしょう。

有料老人ホームとの違い

サ高住以外の高齢者住宅として「有料老人ホーム」も挙げられます。シニア向け分譲マンションとの大きく違うのは、所有権の有無だけでなく、提供されるサービス内容です。有料老人ホームでは、施設スタッフによる生活支援のみならず、介護サービス全般が受けられます。また、最後の看取りまでサポートしてもらえるため、老後の不安が少ないのが魅力です。

シニア向け分譲マンションは自活しながら日常的なサポートが受けられる

シニア向け分譲マンションは、自立した生活が可能な高齢者が生活しやすい環境で暮らせる高齢者住宅のひとつです。自己資産になることや、生活の自由度も高いことが大きな特徴。資金的余裕があり、かつ自立可能であれば、豊かで質の高い老後生活が送れます。

ホームメイト・シニアでは、シニア向け分譲マンションをはじめとした高齢者住宅を全国から簡単に検索できる専門サイトです。ぜひ活用してみましょう。

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