文字サイズ
標準
拡大

history閲覧履歴

メニュー

腰痛(ぎっくり腰)の症状と予防|原因や痛みが治まるまでの期間まで解説

腰痛は、腰や背中に強い痛みを感じる症状の総称です。腰痛の原因は、筋肉や靭帯の炎症、損傷、椎間板ヘルニア、脊椎の歪み、神経障害、ストレスなど様々。なかでもぎっくり腰と呼ばれる腰痛は、急な体勢の変化で腰が痛くなり、動けなくなることがあります。「腰痛(ぎっくり腰)の症状と予防|原因や痛みが治まるまでの期間まで解説」では、腰痛(ぎっくり腰)について詳しく解説。特徴をはじめ、原因、対処方法、予防法をまとめました。

腰痛(ぎっくり腰)の症状

腰痛(ぎっくり腰)の症状

急な症状が出るぎっくり腰

ぎっくり腰の正式な疾患名は、「急性腰痛症」(きゅうせいようつうしょう)です。

ぎっくり腰の症状としては、強い痛みで全く身動きが取れなくなったり、熱やしびれを感じたりする場合が大半。

なお、強い痛みは、日常生活や仕事に大きく支障を来します。症状が重度の場合は寝ている姿勢でさえ、痛みは消えません。

ぎっくり腰の痛みが治まるまでの期間

ぎっくり腰が起きたときは、動くことができないほどの強い痛みが1週間ほど続きます。その後、少しずつ痛みが落ち着き、1ヵ月経った頃には、ほぼ支障なく日常生活を過ごすことが可能です。

ただし、ぎっくり腰は慢性化したり、再発しやすかったりするため、発症後は安静に過ごすことをおすすめします。

腰痛(ぎっくり腰)を予防するには

腰痛(ぎっくり腰)の原因 

腰痛(ぎっくり腰)の原因として、急な姿勢の変化、習慣、ストレス、筋力低下、運動不足などによる、身体機能の低下が考えられます。

腰痛(ぎっくり腰)の予防方法

ぎっくり腰の要因

腰痛(ぎっくり腰)の予防方法は、筋肉への負荷を軽くするための運動やストレッチなどが効果的です。

なお、腰痛(ぎっくり腰)が起きる前、多くの人が腰に違和感を覚えます。そのため、違和感が出たら、以下のことを試して、腰痛(ぎっくり腰)になるのを予防しましょう。

  • ストレッチで股関節や大腿部(だいたいぶ:太もものこと)の柔軟性を高める
  • 長時間、同じ姿勢でいた場合は、定期的に身体を動かす
  • ストレスを解消する
  • 入浴やストレッチなどで筋肉の緊張をほぐす

また、腰痛(ぎっくり腰)を予防するには、骨格矯正という方法があります。骨格が歪むと筋肉が硬くなるだけではなく、関節の動きも悪くなりがち。そのため、腰痛(ぎっくり腰)を起こしやすい身体となります。

また、身体をほぐすストレッチだけでは骨格が歪んだままのため、再び、筋肉は硬くなり、腰痛(ぎっくり腰)に。症状を予防するには、骨格の歪みを直し、筋肉が硬くなるのを予防することが必要です。

自分自身で骨格の歪みを直すことは難しいため、専門家に骨格矯正をしてもらうことをおすすめします。

腰痛(ぎっくり腰)になったらどうすればいいのか

患部を冷やして、安静を保つ

ぎっくり腰になった場合

腰痛(ぎっくり腰)になったら、なるべく早いうちに専門機関(整形外科、接骨院)で診てもらいましょう。

しかし、腰痛(ぎっくり腰)を起こしたときの痛みが強く、身体を動かすことが難しい場合は、無理に身体を動かすことはせず、患部を氷や氷枕、冷却シートなどを使って冷却。患部を冷やすことで、痛みが和らぐ場合があります。

痛みが治まったら医療機関へ

個人差もありますが、腰痛(ぎっくり腰)による強い痛みは、多くの場合、2~3日で落ち着きます。

痛みが和らぎ、身体を少しでも動かすことができるようになれば、医療機関を受診しましょう。痛みが続くようであれば、痛み止めなどの薬を処方してもらうことをおすすめします。

腰痛(ぎっくり腰)になったときの注意点

腰痛(ぎっくり腰)になったときは、以下のことはしないようにしましょう。

入浴

腰痛(ぎっくり腰)になったとき、患部は炎症している状態です。入浴によって体が温まることで、血管が拡張して血流が増加。それによって、炎症が進み腰痛が悪化することがあります。入浴によって痛みが増した場合、患部に氷嚢や冷却シートを当てて冷やしましょう。

腰痛(ぎっくり腰)の症状が落ち着き、入浴できるようになれば、湯船に浸かる前に軽いストレッチや運動を行い、筋肉をほぐしてから入浴することをおすすめします。また、湯船に浸かる時間は短くし、水温もぬるめに調節しましょう。

飲酒

酒を飲むことで体の血行が良くなり、炎症を起こしている部位の血管が膨張し、腰痛(ぎっくり腰)が悪化する場合があります。また、飲酒により、痛みの感じ方が鈍くなり、痛みに気付かずに無理な動きをすることも。

そのため、急性の腰痛に悩む人は、飲酒を避けるようにしましょう。なお、飲酒を控える期間は、軽症の場合は数日から1週間程度、重症の場合は2~3週間ほどです。

マッサージ

急性の腰痛(ぎっくり腰)に対しては、痛みの強い部位に刺激を与えることで痛みが増すことがあります。また、誤ったマッサージを行うことで、腰痛の原因が悪化することも。急性の腰痛がある場合は、マッサージは避け、安静にして痛みを和らげることが必要です。

腰痛(ぎっくり腰)から早く回復するために

腰痛(ぎっくり腰)から早く回復するためには、以下のような方法があります。

安静にする

急性の腰痛が発生した場合は、すぐに安静にすることが重要です。身体を休めることで、痛みや炎症が軽減されます。安静にする期間は、個人差がありますが、数日から1週間程度が目安です。

氷嚢や冷却シートを使用して患部を冷やす

腰痛(ぎっくり腰)は患部が炎症し、熱を持っている状態のため、氷嚢や冷却シートなどで冷やしましょう。急性の腰痛による炎症は、大体48時間続くとされているため、その期間は患部をしっかり冷やします。そして、痛みが引けば今度は患部を温めて、血行を促すことが肝心です。

運動やストレッチを行う

腰痛(ぎっくり腰)の安静期間が終わったあとは、軽いストレッチや運動を行いましょう。筋肉をほぐしてから徐々に運動量を増やしていくことで、回復が早くなると言われています。ただし、無理な運動は避け、痛みを感じた場合は休息を取るようにしましょう。

専門的な治療を受ける

早く回復したい場合、整形外科や整骨院、鍼灸院など専門家に相談することもおすすめです。専門家による整体、テーピング、リハビリテーションを受けることで、腰痛の改善につながる場合があります。

ページトップへ
ページ
トップへ