浜松市東区の旧道1号線から南に入った、静かな通り沿いにある老人ホームです。周囲は安間川と田んぼに囲まれた、穏やかな風景が広がっています。建物はお洒落な茶色の外壁の5階建てで、東側と南側にバルコニーが設置されていて、館内は日当たり良好です。
祖母が10年以上お世話になっています。入所当時は南向きの５階の居室を利用していました。最上階の部屋は見晴らしが良く、目の前に流れる安間川が遠くまで見通せます。居室にはトイレはもちろん、ミニキッチンも設置されていて、部屋に入ると一人暮らしの部屋に遊びに来たような感覚で、ここが老人ホームであることを忘れてしまいそうです。冷蔵庫や洗濯機も持ち込みで設置できるので、当時の祖母は自分でできることは何でも積極的に取り組んでいるようで、遊びに行くといつも充実した顔をしていました。当時は施設外の活動にも参加していて、ホームから習字教室に連れて行ってもらっていました。
印象に残っているのは花火大会です。隣町で毎年お盆の時期に開催される花火大会を、ホームの屋上で入所者と家族も一緒に楽しみました。5階建てのホームの周りには高い建物がないので、最高の花火スポットです。家族も参加させてもらえる配慮にとても嬉しかったことを覚えています。
高齢になって脚が弱くなった祖母は、数年前に下層階にお引越ししました。このフロアーでは職員の方の目が常に届くので、家族としてはさらに安心しています。廊下にはもちろん手すりが設置され、車椅子を安全に利用できるように十分な幅が確保されています。
家族が訪問すると、職員の方は誰もが常に気持ちのいい挨拶をしてくれます。対面で祖母と会うことが出来ないので、普段の様子を撮影した動画で見せてもらえた時には本当に感動しました。祖母が100歳を迎えた時にはホーム内でお祝いをしてくださり、その時の様子を写真と職員の方の温かいコメント付きで手紙にしていただきました。職員の方も忙しいだろうに、細かいところまでいろいろと配慮してもらえているので、本当に感謝しています。