高齢者対応リフォーム
超高齢社会を迎えた日本では、高齢者はもちろん、介護が必要な方が安心に暮らせる施設の需要が高まっています。また、ご家族に高齢者がいる場合、ご自身の老後を考えている方のなかには「老人ホーム」「サ高住」「グループホーム」といった高齢者住宅のように、ご自宅をバリアフリーに対応した住まいへリフォームしたいと考える方も少なくはありません。
「高齢者対応リフォーム」では、高齢者が快適に暮らせるためのリフォームをご紹介。バリアフリーの特徴をはじめ、バリアフリーと混合されやすい「ユニバーサルデザイン」との違い、リフォームの注意点、高齢者向けの補助・融資制度についても併せて解説します。
バリアフリー(Barrier free)とは
バリアフリーという言葉をよく耳にしますが、これは「障壁を取り去る」という意味で、その内容は5つに大別されます。
- 段差のバリアフリー
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廊下や部屋の出入口など、家の中の段差を取り去ることで、高齢者や障害者の負担をなくします。
また、小さな子供や妊婦の安全にも配慮したリフォームになります。 - 温度のバリアフリー
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家の中は、すべて一定の温度とは限りません。
冬場の浴室や廊下、トイレなどは居室空間と比べて、かなり温度が低くなることから、寒さによって思わぬ事故が発生する恐れもあります。
こうした家の中の温度差を無くすことで、より安全で快適な生活が送れるようになります。 - 明るさのバリアフリー
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日中は陽光が差して気にならなくても、夜になると照明が十分でないと、つまずきや転倒などの危険を伴います。
部屋の中の照明はもちろん、トイレの常夜灯や廊下など段差が分かる灯りなど、照明に配慮し、明るさのバリアフリー化を図りましょう。 - 物のバリアフリー
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人が歩くスペースはきちんと整理整頓しておくことが、つまずきや転倒などの防止につながります。
電気コードが散乱していたり、床に物が置いてあったり、絨毯がめくれあがっていたりすると、転倒する危険があるため、スムーズに歩けるようにしておきましょう。 - 人のバリアフリー
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ホームヘルパーや巡回往診の医師、看護師など、介護や医療サービスを利用するケースも多いでしょう。
誰もが気にせずに訪問できる家造り、スペース造りを行なうことも重要です。
ユニバーサルデザイン(Universal Design)とは
急速に進む高齢社会に対応するため、最初からすべての人に使いやすさと安全・公平を配慮した「ユニバーサルデザイン(Universal Design)」の普及に期待が高まっています。
- ユニバーサルデザインの概要
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ユニバーサルデザインとは、ユニバーサル(=普遍的な、全体の)と言う言葉が示しているように、「すべての人のためのデザイン」を意味し、年齢や障害の有無などにかかわらず、最初からできるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインすることを言います。ユニバーサルデザインの領域は、製品・施設・都市などの目に見えるものから、システムやサービスなどの目に見えないものまで多岐に渡っています。
- ユニバーサルデザインの代表例
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- 1 都市空間
- 誰もが歩きやすいように電線を地下に埋設した道路、多言語表示のサイン
- 2 建物
- 自動ドア、多目的トイレ、センサー式蛇口
- 3 日用品
- シャンプー容器の突起、テレホンカードの切り込み、缶ビール上部の点字
- ユニバーサルデザインの7つの原則
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「ユニバーサルデザイン」と言う言葉や考え方は、1980年代にノースカロライナ州立大学(米)のロナルド・メイス氏によって提唱されました。
自身も身体に障害を持つメイス氏は、それまでのバリアフリーの概念に代わって、「できるだけ多くの人が利用可能な、空間・建物・製品をデザイン(設計)すること」をユニバーサルデザインとして定義しました。
メイス氏が中心となりまとめられたのが、以下のユニバーサルデザインの7つの原則です。- 1. 誰でも入手でき、使用することができる
- 2. 柔軟に使用することができる
- 3. 誰でも使い方が分かる
- 4. 誰でも情報が分かる
- 5. 力を必要としないで楽に使用できる
- 6. たとえ間違えたとしても重大な結果に至らない
- 7. 使用するにあたり適当な広さがある
- 「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」の違い
- 「バリアフリー」が「使う人にとっての-障害(バリア)-を前提に出発し、それが障害であることを認め、取り除くと言う努力」であったのに対して、「ユニバーサルデザイン」は、すべての人に向けられた考え方で、必ずしも障害があることを前提にしていません。「ユニバーサルデザイン」は、最初から「すべての人が使えるデザインを目指していること」が特徴なのです。
