施設入居までの流れ

介護施設における生活サービスや介護サービスは、それぞれの施設によって異なります。また、入居する人によっても生活習慣や好みなどが異なるため、最適な施設も人それぞれです。自分が思い描く理想の施設を見つけるために、まずは、施設に入居するまでの主な流れを知っておきましょう。
ステップ4
施設見学・体験入居
情報を比較検討し、候補となる施設をいくつか選んだら、施設見学や体験入居を行ないましょう。パンフレットでは分からない施設の雰囲気やスタッフの対応などを、実際に目で見て確認した上で、入居するかどうかを判断すると良いでしょう。
また、施設見学や体験入居の際に役立つ「施設見学チェックシート」をご用意致しましたので、こちらもぜひご活用下さい。
施設見学をする際のポイント
施設見学は無料で行なわれている場合が一般的で、「まだ決めかねているが、施設の雰囲気を知りたい」という人におすすめです。体験入居に比べると滞在時間は短いですが、スタッフや入居者に積極的に話を聞き、施設の特長や雰囲気をチェックしましょう。また、施設の周囲を散歩したり、近隣の人に話を聞いてみるのも、ひとつの方法です。
なお、施設見学をする際に、確認しておきたいポイントには、次のようなものがあります。
- 施設見学で確認しておきたいポイント
- 最寄駅や交通手段
- 周辺の環境
- 提携している医療機関名
- スタッフの人数や管理体制
- 介護サービスの概要と費用
体験入居をする際のポイント
施設見学で気に入った施設が見つかったら、体験入居を申込みましょう。体験入居は一泊二食付きで8千円~1万8千円程度の費用で行なうことができます。できれば施設が指定する日ではなく、こちらが希望する日に行なえることが望ましいですが、モデルルームや体験宿泊用の居室がない場合もありますので、事前に確認することが必要です。
体験入居では、スタッフや入居者と積極的に交流することはもちろん、クラブ活動やサークル活動を見学するのもおすすめです。生活や介護サービスについて疑問に感じたことは、担当のスタッフに直接質問して確認しておきましょう。
なお、体験入居をする際に、確認しておきたいポイントには、次のようなものがあります。
- 体験入居で確認しておきたいポイント
- 朝、昼、晩の食事
- 浴室の利用時間やトイレの使い勝手
- 居室の日当たり
- サークル活動やレクリエーションの内容
- 夜間の人員配置体制
- 周辺環境の朝、昼、晩の治安や騒音など