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認知症にんちしょう
「認知症」とは、後天的な脳や身体の疾患により、正常に発達した知能が不可逆的に低下した状態のこと。また知能に関してだけでなく、記憶や見当識に関する障害である認識障害や人格の変化などにより、自立した生活に支障をきたす状態を「認知症」と意味することも多い。医学用語としては「痴呆」と呼ぶ。
2004年(平成16年)までは法令上の用語としても「痴呆」が用いられていたが、この語句が持つネガティブな印象や誤ったイメージによって、この障害を持つ高齢者の尊厳を傷つけてしまったり、一般的に恐怖心を増長させたりするあらゆる問題が指摘されていた。このことを受け、各界の専門家や有識者、パブリックコメントなどにより新たに「認知症」の呼び名が与えられることに。それに伴い、2006年(平成18年)の改正介護保険法から痴呆高齢者は「認知症高齢者」、痴呆性高齢者グループホームは「認知症高齢者グループホーム」などと変更された。
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