老人ホーム・介護施設の用語辞典
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肺炎はいえん
「肺炎」とは、疾病を併発する原因となる細菌やウイルスなど、病原となる微生物が肺胞に達して炎症を起こした状態のこと。「肺炎」の症状としては発熱、せき、痰、呼吸困難、全身の倦怠感、胸痛などが現れる。一般健常者が肺炎を発症する場合の病原微生物には、肺炎球菌やマイコプラズマ、クラミジアなどが多く見られ、一方で他の疾病を持っている場合の患者に発症する「肺炎」には、緑膿菌やインフルエンザ菌、大腸菌などが病原となっていることが多い。
介護や福祉の現場で注意が必要なのは、高齢者の「肺炎」には上記以外の要因もあるということ。胃や口腔の分泌物や食物などを誤飲または誤嚥することによって「嚥下性(えんげせい)肺炎」や、唾液や食物、胃液などが気管に入り、その食物や唾液に含まれた細菌が気管から肺に入り込むことで起こる「誤嚥性肺炎」を発症することもある。
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