老人ホーム・介護施設の用語辞典
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ユマニチュード
「ユマニチュード」とは、認知症の人のケアをするために開発された方法のこと。フランスのイヴ・ジネスト氏によって開発された新しい手法であり、簡単かつ短時間で効果が認められるなどの点から世界的に注目を集めている。
「ユマニチュード」には「見る」、「話しかける」、「触れる」、「立つ」の4つの柱を基本とし、150以上ものテクニックから成り立つ。その根底にあるのが、認知症の人を「患者」として扱うのではなく、ひとりの尊厳を持った人間として向き合うことにより、介護者との人間同士の関わり合いを持つことで、介護サービスを提供する側もされる側も穏やかに過ごすことができる点。
実際に「ユマニチュード」を導入したフランスの病院では、薬の使用の減少や、負担が軽くなったことによって職員の退職数が減少したなどの効果も現れている。
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